エヴァンゲリオンの直訳は福音、良い知らせのことで神の国の到来を意味する

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エヴァンゲリオンは直訳したら「良い知らせ」
タイトルに何か意図が込められているのかどうかはわからない。
「良い知らせ」とは「神の国の到来」

 

どういうこっちゃ?
エヴァのパイロットしかり ほかの登場人物も 悩みや葛藤が多い。
それなのに「神の国の到来」とは・・・。

 

 

エヴァンゲリオンの直訳は福音「良い知らせ」という意味

 

エヴァンゲリオンを直訳するとギリシャ語で「福音」、英語でも同じ。「福音」は 良い知らせって意味だけど、良い知らせとは何なのかキリスト教では、イエスの死と復活こそが福音だと言われたりもする。

 

 以下、Wikipediaより引用
イエス・キリストの十字架刑と復活(紀元後30年頃)の後、イエスの弟子(使徒)たちは「神の国(支配)が到来した」というイエスのメッセージを世界に広げるために布教を始めたが、これを弟子たちは「良い知らせ」と呼んだのである。

 

 復活ということはやはり繰り返すのか、気になるところでもある。イエスの弟子は使徒と呼ばれているし、勘違いしやすいところだが、イエスの弟子(使徒)たちは12使徒とも呼ばれ、「神の国(支配)が到来した」というイエスのメッセージを世界に広げるために布教をした。

 

じゃあエヴァの使徒たちはどうなんだ?という疑問が出てくるかもしれないが、イエスの12使徒は新約聖書に登場するものであって、エヴァンゲリオンの使徒はイエスの12使徒とは違い、イエスのメッセージを世界に広げるために布教をしたのではなく、 旧約聖書の創世記に登場する神の御使いの名前がつけられている。

 

この神の御使いは天使で エヴァンゲリオンの使徒にはその名前が付けられている。
創世記32:28では、旧約聖書にヤコブは”神または人と戦って優勢になったとあるが、ヤコブが闘ったのは全知全能の神ではなく、神の御使いと格闘したという記述がホセア12:4にある。(新共同訳だと12:3)

 

エヴァンゲリオンで人間が使徒と戦うのはこの辺の記述とリンクする。ただ4大天使と言われているミカエル・ガブリエル・ラファエル・ウリエルはエヴァンゲリオンの使徒には出てこない。

 

ヱヴァンゲリヲンに出てくる使徒は ほとんどが旧約聖書の創世記外典に登場するものだが、多くのり旧約聖書外典の研究自体が禁じられていたこともあり多くの資料が失われている。

 

「エヴァンゲリオン」⇒福音⇒「神の国の到来」

聖書の解釈と同じなら、エヴァの物語は「神の国」を目指していることになるが、あえて言うなら人類補完計画がそうなるのかもしれない。ネルフ自体は使徒殲滅のための組織で使徒殲滅に躍起だ。ネルフというより碇ゲンドウだけれども、ゲンドウが「神の国」を目指すってのはなんか納得できなくもない。

 

ゲンドウの最終目的は、神と同等の存在へとなることっだったし、ユイと再会することにかなりの執着があるから、神と同等の存在になればユイにも会えるわけだが、ある意味相当なエゴとも言える。

 

神と同等の存在って、白いひげをはやして白い洋服を着てる品の良いおじいちゃんみたいな?想像力なさ過ぎてよくわからないが、だいたい「神の国」自体が何なのか凡人には理解不能なのが普通だろう。「神の国」の定義自体が人によっても宗教によってもそれぞれだろうから定義すること自体が難しい。

 

ゼーレも人類補完計画を遂行してるけど、最終目的がゲンドウとは相いれないものがあるから、ゲンドウもゼーレも目指しているところは同じように見えるけ、ど微妙に違うから結果的に戦うことになる。

 

目指しているところが同じように見えることから、ゲンドウはゼーレをうまく使ってゲンドウ自身の目的を達成しようとするけど、ゼーレもそこは何となく感づいているからゲンドウの監視を怠らない。人類補完計画の最終目的がゲンドウとゼーレで微妙に違うから最終的には人間の敵は人間ということになる。

 

エヴァンゲリオンテレビシリーズ第11話「静止した闇の中で」
冬月「本部初の被害が使徒では無く同じ人間にやられたものとは・・やりきれんな」
ゲンドウ「所詮、人間の敵は人間だよ」

新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 「Air/まごころを君に」
ゲンドウ「所詮、人間の敵は人間だよ」

 

ドクター苫米地の新・福音書