エヴァンゲリオン エヴァQ 【ロンギヌスの槍 2本入り ペーパーナイフ】 カシウスの槍 綾波レイ アスカ カヲル ロンギヌスの槍 2本入
聖槍は、ゴルゴダの丘で磔刑に処せられた十字架上のイエス・キリストの死を確認するため、わき腹を刺したとされる槍で新約聖書の「ヨハネによる福音書」に記述されている。
生と死・力と破滅
このロンギヌスの槍とは、もともとイエス・キリストが十字架に磔にされたとき、キリストの生死を確認するためローマ兵がキリストの腹部に刺した槍のこと。
彼は目が不自由だったが、槍を刺した際に滴ったイエスの血がその目に落ちると視力を取り戻し、それを契機として彼は洗礼を受け、後に聖者(聖ロンギヌス)と言われるようになったというがこれが事実かどうかは定かでない。
そしてキリスト教の聖書には、「ロンギヌスの槍」は出てこない。「ヨハネによる福音書」に短く
「兵卒が十字架にかけられたイエス・キリストの遺体を槍で刺したところ、血と水が流れ出した」
という記述があるのみ(第19章34節)。「兵卒の名はロンギヌスだった」「ロンギヌスは盲目であったが視力を取り戻した」などの内容は書かれていない。もちろんその後の記述もない。
ただ彼がローマ帝国の百卒長だったことは、外典の1つ『ピラト行伝』にその名前を見つけることができる。
そのローマ兵の百卒長の名前が「ロンギヌスの槍」の由来になっていつのは確かなようだが、元々彼の名前は 「ロンギヌス」ではなく「ガイウス・アウィディウス・カッシウス」だった。
「カッシウス」や「カシウス」と表記されることが多い。「カシウス」は洗礼を受けた期に「ロンギヌス」なったといわれている。
”ロンギヌスの槍を持つものは”世界を征服する力を得る“と言われたりもするが、ロンギヌスの槍がキリストの血を浴びているため、力の象徴のようになったのだろう。
ロンギヌスの槍とカシウスの槍は生と死・力と破滅の象徴
「カシウスの槍」でキリストが「死」に至る。
これを「破滅」と考えてもよいだろう。
「ロンギヌスの槍」でキリストが「復活」。
これは「生」または復活で生を得たことによる「力」とみることもできる。
エヴァでロンギヌスの槍は死海にあったものだが、これが発見されて南極での葛城調査隊のアダムを胎児に戻す作業の実験で使われている。
このロンギヌスの槍は、キリストに刺される前まではカシウスの槍で、刺された後ロンギヌスの槍と呼ばれるようになった。神の子キリストの血を浴びて カシウスがロンギヌスに変わったわけだ。
とゆうことは「新劇場版:破」でカヲルが初号機に突き刺した槍は、カシウスの槍だった可能性が高い。
そして「破」のラストでの初号機に突き刺されて、ロンギヌスの槍へ変化したとも考えられる。カヲルも"ロンギヌスとカシウスの2本の槍があれば、世界をやり直せる"と言っている。
カヲル自身がどこまで真実を知って語っているかは定かではないが、それにしても創世記とリンクする部分が多い。