エヴァでこだわったと言われる:生命の樹:は ルーリアカバラ!?

カバラとは「生命の樹」の象徴図で 図形にして表すことが多い

 

 

カバラとは「生命の木」を象徴図


「生命の木」とは 旧約聖書の創世記 エデンの園の中央に植えられていて、生命の木の実をつける樹。「生命の木」は別名「セフィロトの樹」ともいう。

創世記と同じく 元々は神話に数多く見られるモチーフ。

 

カバラには大きく分けると、ヘブライカバラとクリスチャンカバラっていう二つの種類があるが、ルーリアカバラは、16世紀にイサク・ルーリアが 従来のカバラ教理を大幅に修正して作ったもの。

 

カバラ(קַבָּלָה qabbalah, Kabbala, Cabbala)、カバラーとは、ユダヤ教の伝統に基づいた創造論、終末論、メシア論を伴う神秘主義思想である。ユダヤのラビたちによる、キリスト教でいわゆる『旧約聖書』の伝統的、神秘的解釈による神智学であり、中世後期、ルネサンスのキリスト教神学者に強い影響をおよぼした。独特の宇宙観を持っていることから、しばしば仏教の神秘思想である密教との類似性を指摘されることがある。

カバラの叡智 生命の木パーフェクトガイドBOOK

 

「生命の木」の意味とは

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 「生命の樹」は、天地が逆転していて、天に根を広げ、地に枝を伸ばしていくようになっている。

これは 宇宙を支配する法則を描いたものであり、人が神の元へ至るための手法と過程を表したものとされる。

 

「生命の木」は 神の思考(アイン)、神の言葉(アイン・ソフ)、神の行為(アイン・ソフ・オウル)で、神の行為(アイン・ソフ・オウル)により 一つ目のセフィラ「ケテル」が誕生したと言われている。

 

そして一つ目のセフィラから、二つ目のコクマー、二つ目のセフィラから三つ目のビナーと ジグザグの順番で10個のセフィラが出現したとされる。

 

人が神のもとに至るためには これを逆に登っていく必要があり、各々のセフィラは 人が神の元へ至るための 手段と過程を表している。

 

最も上位の ケテル(王冠)から始まり、最も物質的なマクルト(王国)で終わり、一番下のマクルトが地球。

 

セフィラとは「生命の木」にある10個の円のことで、カバラにおける「生命の樹」は、10個の球と22の小径という要素で構成され、この10個の球は「セフィラ」、22の小径が「パス」と呼ばれる。

 

この10個の円それぞれが 霊的器と言われている。ヘブライ語の言語も22文字からできていて、セフィロトの22のパスに対応している。人の遺伝子も 性染色体を除いて 22対の染色体(44本)が核の中にあるが、その辺の関係性はわからない。

 

「セフィロト」(sephiroth)は、「数の流出」を意味している。数字は宇宙の言語というのを 聞いたことがあるので、その辺も何か関係があるのかもしれない。

 

ルーリアとは ルーリアの遺産——ユダヤ的一神教における反ユダヤ的思考で、イサク・ルーリアが 従来のカバラ教理を大幅に修正されたものになる。

 

「生命の木」カバラの象徴図は 神的人間でもあるアダムカドモンの身体を表現している。ルーリアカバラの教義では「容器の破壊(シェビラート・ハ・ケリーム)」により アダムカドモンの下半身は 吹き飛んでなくなっていると言われている。
リリスの体も下半身がない。

カバラの宇宙―生命の樹 (カバラシリーズ)

 

エヴァ的に見る ルーリアカバラ独自の概念「容器の破壊(シェビラート・ハ・ケリーム)」

 

はじめは「生命の樹」は全て完璧にバランスの取れた姿を保っていたが、ある時 最上位の「ケテル」からアインソフアウルの光が流出し、その光があまりにも強すぎて上位にある「ケテル・コクマー・ビナー」の3つのセフィラーを残して、中間領域にあるセフィラーが全て吹き飛んでしまった。 

 

そして かろうじて最下位の「マルクト」だけが、神の創造であるアインソフアウルの光の火花を 物質として反映させるために残された。これを ルーリア・カバラでは「器の破壊」と呼んでいます。あまりにも強い光は 失明を伴う。

 

アインソフオウルとは 神の行為という意味なので 神自ら破壊を望んだのか たまたまそうなってしまったのかは定かでない。

 

本来なら 「生命の樹」の22のパスを順番に辿っていくはずだったのに、そのパスが破壊されてしまった。

 

ゲンドウは人類補完計画で 人工的に初号機を使い 破壊されたパスを再現しようとしているのはないか。
そしてゲンドウ自身が アダムカドモンになりたかったのかもしれない。

図説カバラ世界入門 (カバラシリーズ) [ セヴ・ベン・シモーン・ハレーヴィ ]

 

 

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