ネルフマークの由来を探る(四)神は天にあり、世は全てこともなしの:世:ってなに?




トーキョーN◎VA THE AXLERATION スーパーシナリオサポート VOL.9 神は天にあり、世はすべて事もなし

 

 

「神は天に在り、世は全てこともなし」の「世」とは何か?


ネルフマークの下に書いてある言葉

NERVマークの葉っぱの下に書いてある英文は


「GOD’S IN HIS HEAVEN.ALL’S RIGHT WITH THE WORLD」

「神は天に在り、世は全てこともなし」
     
一般的な解釈は

「人間の世界では色々と不幸があるようだが、天の視点から見ればそれは大したことではない。人がどんなに喜怒哀楽のるつぼに身をすりつぶされていようと,空を始め自然はそんなことには頓着せず悠々と広がっているではないか」


まず「神は天にあり」の解釈は、神の定義自体人によって違う


ほとんどの「神」の解釈が自分の外側のイメージだってことだ


ほとんどの人は、自分の外側、意識の及ばないところに神はいるってイメージしてることになるんだろう

 

ロバート・ブラウニング劇的独白詩への序章

 

 

 

 

 


「世は全てこともなし」の「世」とは何か?


で、次は「世は全てこともなし」

「世」の意味

・ 親から引き継ぎ、自分の子へ継ぐまでの時代

・ 時代

・ 人の社会(ウィクショナリー)


「世」の古語辞典では

・ (人の)一生、生涯

・ 前世、現世、来世

・ 時代、時分、時

・ 御代、治世、政治、国政

・ 世間、世の中、社会

・ 俗世間、俗世、浮き世

・ 時流、時勢

・ 男女の仲、夫婦の仲

・ 生活、生業、境遇 (学研全訳古語辞典)


「世」だけでも これだけいろいろな解釈の仕方がある


人の一生,生涯ってのは なんとなくそうだろうと思うけど、前世、現世、来世といわれちゃったら,時間も関係なくなるってことかね

 

実際には輪廻転生があるかどうかはわからないけど、日本は文化的に受けいれてる人は多いんだと思う

 

 「神は天に在り、世は全てこともなし」の「世」をなす時間とは?

 

前世、現世、来世って考えたときに、しばし時間について考えてみる


時間は時間軸によって存在するわけだから、人間が観念的に作り出していることになるんだと思う

 

時間自体が、時間軸を作ることによって 初めて存在し始めるらしい

時間軸と空間軸を作ることにより、変化の幅を計る

 

この軸上の変化の幅が、時間と空間らしい


考えてみれば、昨日のことや過去のことを思い出したり、まだやってきていない未来を想像したり考えたりするとき、実際に肉体はそこになく、記憶や想像でイメージするしかない

 

肉体は、過去や現在にいるわけではなく実体は現在にいるからね

だって実際に未来を体験するときは、肉体は未来ではなく現在として体験するわけだからさ

感覚的に受け取ってもらえれば、なんとなくわかると思うけど


こう考えると、肉体は常に現在、【今ここ】に留まっていることになる

 

ボクたちが【今ここ】に留まっていても、ボクたちは常に変化し続けているってことなんだと思う

 

変化というのは、肉体を動かしたり気持ちや考えが変化していくってこと

変化しているのはボクたち自身であって、実際に時間というものが変化して動いているわけではないんだろう


ってことは、時間は変化によって生まれるってことだ


そういや、楽しいことをやってると時間はあっという間に過ぎるけど、やりたくないことやってる時って、時間がなかなか進まないよね

 

それじゃあ逆に、全く変化がなくなったとき、時間もなくなるってことか

そういや、ブッラクホールは時間が止まってるんだって

 

ようするに、時間がないらしい

ブラックホールには、変化するものがないってことなんだろうね

 

時間という概念の不思議

 

相対論によれば空間は時空連続体であり、一般相対性理論では、その時空連続体が均質でなく歪んだものになる

 

つまり、質量が時空間を歪ませることによって、重力が生じると考える

そうだとすれば、大質量の周囲の時空間は歪んでいるために、光は直進せず、また時間の流れも影響を受ける (Wikipediaより)


時間が存在しないことは、アインシュタインの相対性理論や仏教哲学で証明されているらしい

 

う~ん、難しくてよく分からんが、いかにも時間は実際に存在して、時間自体が動的に動いているように見えるけど、時間というものはあくまでも、人が概念として認識してるってことらしい


時間(Wikipedia) 一般相対性理論(Wikipedia) 相対性理論(Wikipedia)


時間という概念をこんな風に考えてみるのもありかな、と


時間というものは実際にはなく、前世、現世、来世は同時に存在する、って聞いたことあるけど、感覚的にはそれもありかもね、って思ったりする

これは頭で理解して説明しようと思ってもボクには無理なので、感覚的にしか説明できないけど


例えば、50㎝のルーラーと50㎝のロープは どっちも同じ50㎝で、ルーラーやロープという実体そのものとは関係なくセンチメートルは存在している

センチメートルは実体としては存在してないってことだ


現在、過去、未来が、同時に存在するとすれば 始りも終わりもないってことになる

時間とは、過去から現在、未来へと 直線的に続いているように見えるけど、現在、過去、未来が、同時に存在するとすれば時間は直線ではなく、円みたいな感じなんだと思う


直線は、円の一部分に他ならないからね

直線だと、始まりと終わりがあるってことだ。人の一生みたいに、生まれたときが始まりで、死ぬときが終わりみたいにね

始まりがあって終わりがあるのが直線ってことだ。線が繋がってしまえば円になってしまうから


地球は丸いけど、実際に生活していれば地面は平らなものとして認識しているよね

地球を例にとれば、日本は島国で北海道から始まって沖縄で終わる、みたいな感じかな

 

あ~、沖縄から始まって北海道で終わってもいいんだけどね

これ、直線のたとえね

地図で日本をみれば独立してみえるけど、実際には地球の一部でしかない

地球儀で日本をみれば、円の一部だ。全体の一部ってことになる


過去、現在、未来は直線的に繋がっているわけではなく

【今ここ】に 過去、現在、未来の全てが包括されているってことになる

やっぱなんか てっつがくぅ、って感じだね

 

エヴァのパイロットが歳をとらないのも、時間軸の概念の変化によるものかもしれない


相対論によれば空間は時空連続体であり、一般相対性理論では、その時空連続体が均質でなく歪んだものになり、質量が時空間を歪ませる


エヴァのパイロットはエヴァに乗り、エヴァの中で時間軸の変化が起きることによって、パイロット自身に変化が起きて、今までいた世界とは全く別の時間軸の中で戦うことになる


同じ空間で戦っているのに、エヴァの中だけ別の時間が流れている

こんな風に考えてみるのも面白い

 

時間は存在しない